セメント・パーカ(Cement Reinforced Parka)
パーカ(レディースサイズ)、セメント(7kg)、塗料、アングル材、針金、ネジ、ナット、ワッシャ
パーカの実装において最も綻(ほころ)びが生じやすい、フード部の縁、及び袖部をセメントにて補強。
結果、今回のテーマである「ヘヴィウェイト・アパレル」に相応しい重量を得ることが出来たのではないかと考えます。
外観も、まるでボア(毛皮、もしくは毛足の長い編物)のようで、違和感がありません。
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セメントの重量で被服が垂直方向に引っ張られるのを想定し、
レディースサイズのパーカを選定。
背中側に下がったフードが「前身頃」を引き上げ、両袖のセメントが腕を引き下げています。
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背中側に下がったフード。
およそ3kgのセメントを使用。 |
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袖部分には片側2kgのセメントを使用。 |
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セメント総重量は、7kg。 |
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張り詰める頭頂部。
狭い視野。 |
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フードのセメント部は、眼鏡の幅に合わせてギリギリのサイズとしたため、着脱の際には、フードを強く引き上げ、両耳(眼鏡の智・腕)がフードの布地を横切るようにする必要があります。 |
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脱皮を試みる。 |
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抜け殻と美術鑑賞。 |
撮影:真島理一郎
会場:Art Center Ongoing
展示:タムラサトル「 Point of Contact 3」 |